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エビネは中裂片の先端が二裂するそうですが写真の矢印の部分でいいんでしょうか。
写真のは二裂しているようにも見えるのですが。
言葉で説明されてもなかなか分からず
検索しても肝心の部分がはっきりしないのが多くて迷ってます。
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No.5977 RE:エビネかタカネエビネか 投稿者:なかなか 投稿日:2012/05/13(Sun) 17:36
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平家蟹さん こんにちは
中裂片の先端が二裂は、写真の矢印の部分で良いと思います。
平家蟹さんの画像では深く二裂しているようには見えないのですが、見方によっては、
矢印のところ(中裂片の先端)から上の、3本の条のすぐ下あたりがくぼんでいます。 ここまで切れ込みが入っているようにも思えますが、どうなのでしょうか?
また、花の感じがタカネのようにも見えるのですが、私にはよくわかりません。 陽だまりさんがランには詳しいので、この画像を見てくださるようお願いしてみます。
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No.5978 RE:エビネかタカネエビネか 投稿者:Nawshica 投稿日:2012/05/14(Mon) 21:46
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陽だまりさんではありませんが^^
エビネは緑弁白舌(褐色の色素を作る遺伝子が壊れていて白い唇弁に緑の花弁や萼片の個体)以外は、多かれ少なかれ褐色の色合いが出るので、この花のようなクリーム色になることはないと思います。そこから考えても、これはキエビネとの雑種、タカネだと思います。
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No.5979 RE:エビネかタカネエビネか 投稿者:平家蟹 投稿日:2012/05/14(Mon) 22:05
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なかなかさん、Nawshicaさん、ありがとうございます。
タカネエビネですか、残念。
タカネエビネは何度か見ましたがこのような色合いのは
初めてだったのでちょっと色気が出ました(笑)
やはり一つの特徴だけで判断するのは無理ですね。
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No.5980 RE:エビネかタカネエビネか 投稿者:陽だまり 投稿日:2012/05/14(Mon) 23:03

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なかなかさん、平家蟹さん、Nawshicaさん今晩は。
エビネに近いタイプのタカネの場合、どちらにするか悩みます。唇弁の中央裂片の先端が2裂するのはエビネかタカネのどちらかです。
私はNo.5975はエビネとします。
添付画像で唇弁が白色とピンクのものがエビネです。
中央裂片の先端が2裂するといっても、中央裂片の先端が比較的平らな唇弁で、一直線の隙間が見える"I"型、2裂した裂片が交差する"]"型、先端が逆X型に広がる"∧"型があります。切れ込みの長さもあさいものと深いものがあります。
キエビネの形質が強く現れた場合は、中央裂片の先端がX型のミゾをなしてその中央が切れ込むタイプもあります。
次に花弁の形です。
花弁のもっとも幅広い部分が中央よりも先端寄りにあり、急に広くなる形がエビネに見えます。
大きさがよく判らないのですが、エビネの上萼辺の長さは15〜16mm以下だとより確実です。20mmを超えるようだとタカネの可能性が高いと思います。
色は微妙ですね。緑がかっているように見えます。
距、子房、苞が見えると距との長さの比が同定の参考になります。キエビネは約1/2で花弁と異なりもっとも距が短いです。エビネが最も長く長いのは花茎まで届きます。
とはいっても、タカネの種子は稔性があるようなので、タカネとエビネの交雑もあると思われエビネ寄りのタカネとエビネの境界はあいまいになっているのではと思います。平家蟹さんの画像のものはエビネ、タカネどちらとも取れるように思います。
色は一つの決めてで、エビネの花弁と萼片は黄色を含まないというのがあります。この黄色の定義が微妙で私にはよくわかりません。エビネ愛好会のようなところだともう少し明確な定義をもっているかもしれません。
エビネ、キエビネ、タカネの同定方法を書いたものでは長野正紘著、"日本の自然が生んだ野性らん えびね"があり参考になります。
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No.5981 RE:エビネかタカネエビネか 投稿者:なかなか 投稿日:2012/05/15(Tue) 20:16
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Nawshicaさん、陽だまりさん、こんばんは
貴重なアドバイスありがとうございました。 今までエビネとタカネについてはあいまいにしか認識していませんでしたので私も少し調べてみました。
Nawshicaさんのコメントの通り、「エビネは多かれ少なかれ褐色の色合いが出る」ことはエビネを見分ける際の大きな特徴の1つだとわかりました。 ところが、「原色 エビネ」(高橋勝男著)にはエビネに黄緑弁白舌という品種の写真があり、平家蟹さんの画像にそっくりです。 また一方タカネには緑弁白舌があり、こちらも平家蟹さんの画像にそっくりです。 両方の実物を知らない私には、画像からだけではどちらか判断できませんでした。
陽だまりさん 見とれてしまうくらい美しい画像をありがとうございます。
中央裂片の先端が2裂についての詳しいコメントと、花弁の形や距の長さの比較の特徴の記述、そして、「No.5975はエビネとします。」の判定は、実物をたくさん観察された経験からのものでしょうね、とても参考になりました。
また、「平家蟹さんの画像のものはエビネ、タカネどちらとも取れるように思います。」はこの個体が判断に迷うものであることを示唆されて、なるほどと納得いたしました。 "日本の自然が生んだ野性らん えびね"(長野正紘著)もぜひ読んでみたいと思います。
あらためて、お二人のアドバイスに感謝いたします、ありがとうございました。
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No.5982 RE:エビネかタカネエビネか 投稿者:平家蟹 投稿日:2012/05/15(Tue) 20:50

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陽だまりさん、なかなかさん、こんばんは。
詳しい説明ありがとうございます。
エビネと判断して貰って嬉しいです。
でもやはりこの1枚の画像だけでは判定は難しいんでしょうね。
中央裂片の裂け方にもいろいろあるんですね。
距についてはちょっと分かりにくいですが別の写真をアップしてみます。
上萼片の大きさはどうだったろ、まだ咲いていれば週末にでもまた行って計ってこようと思います。
本物のエビネは見たことがないので栽培でもいいからしっかり観察してみようと思います。
(園芸センターにあるかな)
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No.5983 RE:エビネかタカネエビネか 投稿者:Nawshica 投稿日:2012/05/16(Wed) 17:16
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陽だまりさんが後半でおっしゃっているように、エビネとキエビネはお互いに繁殖力のある交雑個体を作りますので、両種の分布域で純粋なエビネやキエビネとは違った個体に関しては、多かれ少なかれ両者の遺伝子が混ざっている個体、つまりタカネと判断しています。
タカネは両種の雑種ですので、エビネ寄りの個体からキエビネ寄りの個体までいろんな状態のものが見られるのが普通だと思っています。そういう意味で、この平家蟹さんの個体は、エビネの形質が強く出たタカネだろうと判断しました。エビネの変異個体なのかどうかは、遺伝子を調べない限りわからないかもしれませんね。
前川文夫先生の「原色日本のラン」では、この状態をキエビネのエビネへの侵入交雑って表現していました。タンポポでもセイヨウタンポポが在来種に対して同じ状態になっているようですね。
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No.5984 RE:エビネかタカネエビネか 投稿者:陽だまり 投稿日:2012/05/16(Wed) 20:59
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平家蟹さん、Nawshicaさん、今晩は。
No.5982の写真の色と距の長さからすると、Nawshicaさんが最初に判断されたように、黄色が強くでたクリーム色なのでタカネの範疇ですね。訂正いたします。他の画像を見せてくださいと言うべきでしたね。
現在はタカネはキエビネとエビネの交雑種となっていますが、過去にはエビネが基本種でキエビネ・タカネグループはその変種、エビネとタカネを種としてキエビネはタカネの変種とする説があったようです。
エビネの送粉昆虫を調査しているのですが、送粉昆虫の大きさからエビネ、キエビネ、タカネの関係を考えてみても面白いです。
キエビネの花の各部の大きさは距を除いてエビネのほぼ二倍あります。ではキエビネとエビネの送粉者は同じなのか? タカネが両社の交雑種であるには同じ送粉者のはずです。ランの花の構造は、例えばタンポポのように大小かかわらずどんな虫さんもいらっしゃいという構造ではありません。
小さなエビネと大きなキエビネが同じ送粉者とは思えないのです。
私のフィールドのタカネは大きくキエビネ型とエビネ型に分けられます。キエビネ型は判りやすいです。
後ほど、キエビネとキエビネ型のタカネを何タイプかお見せします。
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